#未利用魚・低利用魚
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霞ヶ浦の特定外来生物アメリカナマズを食材に、茨城県とベンナーズが10月上旬に商品化
霞ヶ浦で増えたアメリカナマズを、駆除すべき厄介者から売れる食材に置き換える試みが動く。茨城県の地域振興課と、未利用魚を扱う福岡市の株式会社ベンナーズが組み、加工品として10月上旬に発売する。 アメリカナマズは特定外来生物に指定されている。繁殖力と捕食能力が高く、湖の生態系への影響が懸念されるうえ、漁網にかかって網を破ることから、漁業者にとっては手間と損失の源になっている。捕獲して処分するだけでは負担が一方的に積み上がるため、捕った分が収入につながる出口を作れるかが、この種の課題では常に焦点になる。 商品化にあたっては、解凍して焼くだけで食べられる状態まで加工する。家庭での下処理という、なじみのない魚が食卓に上がらない最大の理由を取り除く設計である。販路はベンナーズが運営する未利用魚のサブスクリプションサービス「フィシュル!」で、全国各地で水揚げされた天然魚・未利用魚を使ったミールパックを定
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ヒレが鋭くて敬遠された低利用魚ヤナギノマイ、開き干しで商品化
魚が「低利用」になる理由は、味とは限らない。ヤナギノマイの場合は、ヒレが鋭いことが効いている。網にかかった魚を外す作業で手間と怪我のリスクが増えるぶん、漁の側から見て歓迎しにくい。加えて地域外での知名度が低く、市場に出しても値が付きにくい。獲れても積極的に狙う対象にはならないという位置づけの魚である。 味の評価は別で、白身は脂ののりがよい。産地の北海道礼文町では、刺し身や煮つけ、塩焼きとして長年食べられてきた。地元で親しまれているのに外では売れない、という食い違いがそのまま低利用の状態をつくってきた。 パルシステム生活協同組合連合会は、このヤナギノマイを使った「礼文島船泊の産直・柳の舞開き干し」の注文受付を2026年9月8日から始める。水揚げするのは船泊漁業協同組合である。加工は開いて一晩塩水に漬け、そのあと干し上げる。規格は2枚300gで、通常価格は430円(税込)。調理は冷凍のまま、グ
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網を傷つけ売り先もなかったアカエイを商品に、塩釜の水産加工会社が挑む
未利用魚と呼ばれる魚には、単に食べ慣れないというだけでなく、扱いそのものが漁の負担になるものがある。アカエイはその典型で、重くて大きな針が漁網を傷つける。手間をかけて外しても売り先がないため、漁師にとっても市場関係者にとっても持て余す存在だった。 事情を変えつつあるのが海水温の上昇である。アカエイはもともと暖かい海に生息する魚だが、近年は三陸沖の漁網に入る数が増えている。放置すれば負担が積み上がる一方で、量が安定して見込めるなら原料としての条件は整うことになる。 塩釜市のマルサン松並商店は、このアカエイを加工品に仕立てた。第一弾として2024年12月に発売したのが「生姜香るエイヒレのアラビアータ」である。加工の難所は強いぬめりと軟骨の処理にあり、ここを越えられるかが商品として成立するかどうかの分かれ目になる。 社長の松並理恵さんがこの事業に取り組む背景には、会社を継いだ経緯がある。父の昭佳