ヒレが鋭くて敬遠された低利用魚ヤナギノマイ、開き干しで商品化
パルシステム生活協同組合連合会が、北海道礼文町の船泊漁業協同組合が水揚げするヤナギノマイを使った「礼文島船泊の産直・柳の舞開き干し」の注文受付を2026年9月8日から始める。ヤナギノマイは鋭いヒレがあって網から外す作業に労力がかかり、地域外での知名度が低いため市場で値が付きにくい低利用魚とされてきた。一方で白身の脂ののりがよく、地元では刺し身や煮つけ、塩焼きで長く食べられてきた魚である。開いて一晩塩水に漬けたのち干し上げる。規格は2枚300gで、通常価格は430円(税込)。
この記事の要点
- ヤナギノマイは鋭いヒレがあり、網から外す作業に労力を要するため敬遠されてきた
- 地域外での知名度が低く市場で値が付きにくい一方、地元では刺し身や煮つけで親しまれる
- 産地は北海道礼文町で、船泊漁業協同組合が水揚げする
- 開いて一晩塩水に漬けたのち干し上げる。規格は2枚300g、通常価格430円(税込)
- パルシステムは2022年4月にも、地域内消費にとどまっていたニシンを商品化している
魚が「低利用」になる理由は、味とは限らない。ヤナギノマイの場合は、ヒレが鋭いことが効いている。網にかかった魚を外す作業で手間と怪我のリスクが増えるぶん、漁の側から見て歓迎しにくい。加えて地域外での知名度が低く、市場に出しても値が付きにくい。獲れても積極的に狙う対象にはならないという位置づけの魚である。
味の評価は別で、白身は脂ののりがよい。産地の北海道礼文町では、刺し身や煮つけ、塩焼きとして長年食べられてきた。地元で親しまれているのに外では売れない、という食い違いがそのまま低利用の状態をつくってきた。
パルシステム生活協同組合連合会は、このヤナギノマイを使った「礼文島船泊の産直・柳の舞開き干し」の注文受付を2026年9月8日から始める。水揚げするのは船泊漁業協同組合である。加工は開いて一晩塩水に漬け、そのあと干し上げる。規格は2枚300gで、通常価格は430円(税込)。調理は冷凍のまま、グリルやフライパンで身側と皮側をそれぞれ約7分加熱する。
生協という販路の性格が、この種の魚には効きやすい。あらかじめ注文を取る仕組みのため、店頭に並べて売れ残るかどうかを心配せずに済む。知名度の低さが直接の障害になりにくい。
同連合会にとっては初めての試みではない。2022年4月には、地域内での消費にとどまっていたニシンを商品化し、利用の定着を進めている。低利用魚に適正な価格を設定することで、資源の有効活用と産地への支援を両立させる形をとっている。取扱数量の目標や実績については、リリースに記載がない。
| 主体 | パルシステム生活協同組合連合会(NPO・団体) |
|---|---|
| 情報の種類 | プレスリリース |
| 本サイト掲載日 | 2026年9月8日 |
| 地域 | 日本 |
| 公開日 | 2026年9月 のアーカイブ |