霞ヶ浦の特定外来生物アメリカナマズを食材に、茨城県とベンナーズが10月上旬に商品化
茨城県政策企画部地域振興課と株式会社ベンナーズが、霞ヶ浦で増えている特定外来生物アメリカナマズを食材として商品化する。解凍して焼くだけで食べられる形に加工し、2026年10月上旬からベンナーズの未利用魚サブスクリプション「フィシュル!」の定期便で販売を始める。アメリカナマズは繁殖力と捕食能力が高く、湖の生態系への影響に加え、漁網を破損させて漁業者の負担にもなっている。駆除の対象を販路のある商品に変えることで、捕獲の継続を成り立たせる狙いがある。
この記事の要点
- 販売開始は2026年10月上旬、「フィシュル!」定期便内での取り扱い
- 10月10日〜12日に茨城県三の丸庁舎(水戸市)で各日200食限定の無料提供を実施
- 調理は解凍して焼くだけの形に加工済み。家庭での下処理を不要にしている
- ベンナーズは2018年4月設立、福岡市に所在。全国の天然魚・未利用魚を扱うミールパックの定期宅配を手がける
- 漁獲量や被害額などの定量的な数値は今回の発表には含まれていない
霞ヶ浦で増えたアメリカナマズを、駆除すべき厄介者から売れる食材に置き換える試みが動く。茨城県の地域振興課と、未利用魚を扱う福岡市の株式会社ベンナーズが組み、加工品として10月上旬に発売する。
アメリカナマズは特定外来生物に指定されている。繁殖力と捕食能力が高く、湖の生態系への影響が懸念されるうえ、漁網にかかって網を破ることから、漁業者にとっては手間と損失の源になっている。捕獲して処分するだけでは負担が一方的に積み上がるため、捕った分が収入につながる出口を作れるかが、この種の課題では常に焦点になる。
商品化にあたっては、解凍して焼くだけで食べられる状態まで加工する。家庭での下処理という、なじみのない魚が食卓に上がらない最大の理由を取り除く設計である。販路はベンナーズが運営する未利用魚のサブスクリプションサービス「フィシュル!」で、全国各地で水揚げされた天然魚・未利用魚を使ったミールパックを定期的に届ける仕組みにのせる。同社は2018年4月の設立。
発売に先立ち、2026年10月10日から12日までの3日間、茨城県三の丸庁舎(水戸市)で開かれる「シン・いばらきメシ総選挙2026」に出店し、各日200食を限定で無料提供する。今回の発表では、霞ヶ浦でのアメリカナマズの漁獲量や漁業被害の規模、商品の価格や生産量といった数値は示されていない。
| 主体 | 茨城県(行政) |
|---|---|
| 情報の種類 | プレスリリース |
| 本サイト掲載日 | 2026年9月29日 |
| 地域 | 日本 |
| 公開日 | 2026年9月 のアーカイブ |