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使用済み車載電池から4金属、住友金属鉱山が愛媛で年1万トンの設備を竣工

住友金属鉱山が、使用済み車載電池のリサイクル設備を愛媛県に竣工した。東予工場(西条市)とニッケル工場(新居浜市)の2拠点で構成し、処理能力は電池セル換算で年間約1万トン。9月11日に東予工場で記念式典を開き、現在は試運転の段階にある。商業規模での稼働は国内初とされる。回収するのはニッケル、コバルト、リチウムの3種に加え、ベースメタルの銅。使用済み電池を無害化・破砕・選別して得られる濃縮物「ブラックマス」を原料とする。リチウムの高純度リサイクル工程は関東電化工業との連携で実現した。

この記事の要点

  • 東予工場(愛媛県西条市)とニッケル工場(新居浜市)の2拠点で構成する
  • 処理能力は電池セル換算で年間約1万トン。商業規模の稼働は国内初とされる
  • 回収するのはニッケル、コバルト、リチウムと、ベースメタルの銅
  • 原料は使用済み電池を無害化・破砕・選別して得られる「ブラックマス」
  • リチウムの高純度リサイクル工程は関東電化工業との連携で実現した

電気自動車の普及に伴って、使用済みの車載電池が出てくる。中にはニッケル、コバルト、リチウムが入っており、いずれも供給が特定の国に偏る金属である。回収の技術自体は各社が持っているが、実験室や実証の規模と、商業的に成り立つ規模の間には隔たりがある。採算が合う量を安定して処理できるかどうかが問われる。

住友金属鉱山は、この設備を愛媛県に竣工した。東予工場(西条市)とニッケル工場(新居浜市)の2拠点で構成する。処理能力は電池セル換算で年間約1万トン。9月11日に東予工場で記念式典を開き、現在は試運転の段階にある。商業規模での稼働としては国内初とされる。

原料になるのは「ブラックマス」である。使用済み電池を無害化し、破砕・選別して得られる黒い粉状の濃縮物で、ニッケルやコバルト、リチウムがまとまって含まれる。電池をそのまま扱うと発火の危険があるため、いったんこの形にしてから湿式の工程に入れるのが一般的な流れになる。

回収する金属は4種類である。ニッケル、コバルト、リチウムに加え、ベースメタルである銅も取る。同社はもともと非鉄製錬を本業としており、ニッケル工場という既存の設備群を持っている点が効いている。電池向けに一から製錬所を建てるのではなく、既存の湿式製錬の流れに電池由来の原料を乗せる構成になる。

リチウムについては、高純度でのリサイクル工程を関東電化工業との連携で実現したとしている。リチウムはニッケルやコバルトに比べて回収が難しく、工程の後段に残りやすい。ここを押さえられるかどうかが、車載電池リサイクルの成否を分ける論点のひとつだった。

事業はNEDOのグリーンイノベーション基金事業の支援を受けている。なお、金属ごとの回収率や投資額については公表されていない。

出典 Circular Economy Hub
住友金属鉱山、愛媛にて電池リサイクルプラントを竣工。商業規模での稼働は国内初
本記事は上記の公開情報をもとに AI が作成した要約です。原文の転載は行っていません。 正確な内容は必ず出典元をご確認ください。
主体住友金属鉱山株式会社(企業)
情報の種類報道
本サイト掲載日2026年9月24日
地域 日本
公開日 2026年9月 のアーカイブ