再生金属に「どこまで確かめたか」を付けて売る、DOWAが黒鉱由来の新ブランドKUROCONEX
DOWAホールディングスが、資源循環に関わる製品・サービスをまとめた新ブランド「KUROCONEX」を2026年9月28日に立ち上げた。対象はリサイクル金属とそれを使った製品、加工サービスで、シアン化金カリウム、ショット金、電気亜鉛、スズ、水アトマイズ銅合金粉(AOA)が並ぶ。ブランドに載せる条件は、第三者認証を取得しているか、第三者の確認を受けた社内基準に適合していることとした。再生金属は見た目で素性が分からないため、どこまで確かめた材料かを示す枠組みを設ける狙いがある。
この記事の要点
- 再生金属は新しく掘った金属と見分けがつかず、どこから来た材料かを買い手が確かめにくい
- DOWAホールディングスは資源循環の製品・サービスを束ねるブランド「KUROCONEX」を立ち上げた
- 対象はリサイクル金属とそれを使った製品、加工サービスで、シアン化金カリウムや電気亜鉛など5種が挙がる
- 載せる条件は第三者認証を取得したもの、または第三者の確認を受けた社内基準に適合したものとした
- 名称は同社の技術の出発点である秋田の黒鉱に由来する
精錬を終えた金属は、どこから来たかが製品そのものには残らない。鉱石を掘って作った電気亜鉛も、使用済み製品から回収して作った電気亜鉛も、成分が同じなら区別がつかない。再生材を選びたい買い手にとって、この見分けのつかなさが壁になる。確かめる手段が無ければ、再生材であることに価格を払う理由も立たないからである。
DOWAホールディングス株式会社は2026年9月28日、資源循環に関わる製品とサービスをまとめた新しいブランド「KUROCONEX」を立ち上げた。対象になるのはリサイクル金属、リサイクル金属を使った製品、そして加工サービスで、具体的にはシアン化金カリウム、ショット金、電気亜鉛、スズ、水アトマイズ銅合金粉(AOA、溶けた合金に高圧の水を当てて粉にしたもの)が挙がっている。
ブランドの要は品目の並びではなく、載せる条件のほうにある。同社は対象を、第三者認証を取得したもの、または第三者による確認を受けた自社グループの基準に適合したものと定めた。自社で「再生材です」と言うだけで済ませず、外から確かめた記録を付けて出すという立て付けになる。
名称は秋田の黒鉱に由来する。硫化鉱物が黒く塊になった鉱石で、同社の金属精錬技術はここから始まっている。掘った鉱石から複数の金属を分けて取り出す技術が、使用済み製品から金属を取り出す技術へそのまま続いているという含みがある。どの認証を指すかは今回示されておらず、買い手が確かめられる具体的な中身は今後の開示を待つことになる。
| 主体 | DOWAホールディングス(企業) |
|---|---|
| 情報の種類 | 報道 |
| 本サイト掲載日 | 2026年10月7日 |
| 地域 | 日本 |
| 公開日 | 2026年10月 のアーカイブ |