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米エネルギー省、鉱山廃棄物からの重要鉱物回収に9件・1億6200万ドルを選定

米エネルギー省(DOE)が、鉱山廃棄物や産業由来の原料から重要鉱物を回収する9件の事業を選定し、総額1億6,200万ドルの資金提供の対象とした。狙う鉱物はスカンジウム、銅、アンチモン、希土類元素で、原料には鉱山の尾鉱(テーリングス)、廃鉱山、産業施設から出る廃棄物流が含まれる。実験室・ベンチ規模の技術を試作段階へ、すでにパイロット規模にある技術を商業化前の実証へ進めることを目的としている。

鉱石から金属を取り出したあとに残る尾鉱は、長らく処分の対象だった。しかし含まれる微量の金属の価値が上がれば、廃棄物は資源になる。米エネルギー省が選んだ9件の事業は、まさにこの前提の転換を実証しようとするものである。

対象となる鉱物は、スカンジウム、銅、アンチモン、そして希土類元素である。原料は稼働中の鉱山から出る廃棄物、古い尾鉱の堆積、放棄された銅鉱山、濃度の薄い鉱山廃水、さらにアルミ関連施設から出る副産物まで幅がある。単一の技術ではなく、原料の性状ごとに異なる手法を並行して試す構成といえる。

事業は成熟度によって二つに分かれる。実験室やベンチ規模にとどまる技術を試作機の実証まで進めるものと、すでにパイロット規模で動いている技術を商業化直前の実証へ引き上げるものである。前者にはAnactisis、Still Bright、Nusano、SiTrationが名を連ね、後者にはThompson Creek Metals、Felix Goldによるアラスカでのアンチモン回収、DISA Technologies、Alcoa、Trigg Mineralsが含まれる。

ただし選定は資金の確約ではない。各事業はまずDOEとの交渉に入る必要があり、その過程で金額が変わることも、交渉が打ち切られることも、選定自体が取り消されることもある。政策の背景には、重要鉱物の生産と加工を中国が長年握ってきたことへの供給網上の懸念があり、国内での回収能力を積み上げる狙いがある。

出典 Canadian Mining Journal
US awards $162M to turn mining waste into critical minerals
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主体米エネルギー省(Department of Energy)(行政)
情報の種類報道
地域 海外(US)
公開日 2026年8月 のアーカイブ