英国の家庭に眠る未使用端末4.6億台、O2が再利用網に300万ポンド
英通信会社Virgin Media O2が、使われていない電子機器を回収・再生・再配布する地域の取り組みを支援するため、Tech Rehome Network Fundに300万ポンドを投じる。第1回として50万ポンドの募集が2026年9月8日に始まり、以降も複数回に分けて実施する。応募できるのは自治体、慈善団体、地域団体である。同社によると、英国の家庭と事業所には使われていない電子機器が4億6,000万台あり、うち2億6,700万台は再利用または修理が可能な携帯電話・タブレット・ノートPCとされる。一方でスマートフォンやタブレット、ノートPCを使えない住民が150万人いる。
この記事の要点
- Tech Rehome Network Fundに300万ポンドを投じ、第1回50万ポンドの募集が9月8日に開始
- 応募できるのは自治体、慈善団体、地域団体で、機器の回収・再生・再配布を担う
- 英国の家庭と事業所には、使われていない電子機器が4億6,000万台ある
- うち2億6,700万台は再利用または修理が可能な携帯電話・タブレット・ノートPC
- 一方でスマートフォンやタブレット、ノートPCを使えない住民が150万人いる
使わなくなった携帯電話やノートPCは、捨てられるより先に引き出しにしまわれる。壊れているわけではないので捨てにくく、かといって売る手間もかけない。この状態のまま眠っている機器が、英国の家庭と事業所には4億6,000万台あるとされる。うち2億6,700万台は再利用または修理が可能な携帯電話・タブレット・ノートPCで、全体のおよそ6割にあたる。
同じ国に、スマートフォンやタブレット、ノートPCを使えない住民が150万人いる。使える機器が引き出しの中にあり、必要とする人がそれを持たない。この落差を埋めようとする取り組みが今回の対象である。
英通信会社Virgin Media O2は、Tech Rehome Network Fundに300万ポンドを投じる。使われていない機器を回収し、再生し、再配布する地域の取り組みに資金を配る仕組みで、応募できるのは自治体、慈善団体、地域団体である。第1回として50万ポンドの募集が2026年9月8日に始まり、以降も複数回に分けて実施する。
自社で回収網を持つのではなく、すでに地域で活動している団体に資金を回す構成をとっている点が特徴といえる。機器を必要とする人に届けるには、その人がどこにいるかを知っている組織が要る。回収と再生は技術の問題だが、再配布は地域との接点の問題になる。
電子廃棄物としてみれば、この経路には資源回収と別の意味がある。リサイクルは金属を取り出すが、端末としての価値はそこで失われる。再利用は製品の形のまま次の使い手に渡すため、製造にかかったエネルギーと資源をそのまま引き継げる。
なお、記事の範囲では回収台数の目標、重量、CO2削減量といった数値は示されていない。資金提供の期間も、継続的な募集とされるにとどまる。
| 主体 | Virgin Media O2(企業) |
|---|---|
| 情報の種類 | 報道 |
| 本サイト掲載日 | 2026年9月9日 |
| 地域 | 海外(GB) |
| 公開日 | 2026年9月 のアーカイブ |