政策・制度 環境省

循環利用率が横ばい、環境省が第五次循環基本計画を初点検 資源生産性は目標の85%

環境省は2026年9月17日、第五次循環型社会形成推進基本計画の進捗状況について第1回の点検結果を公表した。2023年度の資源生産性は約50.9万円/トンで、2030年度目標の60万円/トンに対し85%の水準にとどまる。入口側の循環利用率は約17.0%、出口側は約43.6%で、いずれも伸び悩んでおり「注意が必要」と評価された。一方、最終処分量は2000年度比で約79%減、循環型社会ビジネスの市場規模は約70.6兆円と、目標達成が見込める指標もある。

この記事の要点

  • 循環型社会ビジネス市場規模は2023年度で約70.6兆円。2030年度目標は80兆円以上で達成見込み
  • 一人当たり天然資源消費量は2021年度で約12.1トン/人・年、再生可能資源等投入割合は2023年度で約30.1%
  • 最終処分量は2023年度で約12.0百万トン/年。目標達成見込みと評価された唯一の物量指標
  • 重点点検分野は「事業者間連携によるライフサイクル全体での資源循環」と「多種多様な地域の循環システム構築」の2つ
  • 中央環境審議会循環型社会部会(第66回)の審議を経て取りまとめ。審議は2025年6月から

2024年8月に閣議決定された第五次循環型社会形成推進基本計画について、環境省が初めての進捗点検の結果をまとめた。中央環境審議会循環型社会部会での審議を経たもので、計画が掲げる指標のうち、目標達成が見込めると評価されたものは限られる。

物量面の指標は方向が分かれた。最終処分量は2000年度から2023年度までに約79%減り、2023年度は約12.0百万トン/年となって、目標達成見込みと評価された。これに対し、投入された資源のうち循環利用されたものの割合を示す入口側循環利用率は約17.0%、廃棄物等のうち循環利用に回った割合を示す出口側循環利用率は約43.6%で、どちらも横ばいが続く。資源をどれだけ効率よく使えているかを示す資源生産性は約50.9万円/トンで、2030年度目標の60万円/トンには届いていない。一人当たりの天然資源消費量は2021年度で約12.1トン/人・年、再生可能資源等の投入割合は約30.1%だった。

経済面では様相が異なり、循環型社会ビジネスの市場規模は2023年度で約70.6兆円と、2030年度目標の80兆円以上に対して達成が見込まれている。市場が拡大する一方で、実際に循環している物量の比率は動いていないという対比が、今回の点検で浮かんだ構図といえる。

第1回の点検では、重点的に確認する分野として「事業者間連携によるライフサイクル全体での徹底的な資源循環」と「多種多様な地域の循環システムの構築と地方創生の実現」の2つが置かれた。点検報告書は環境省のウェブサイトで公開されている。

出典 環境省
第五次循環型社会形成推進基本計画の進捗状況の第1回点検結果について
本記事は上記の公開情報をもとに AI が作成した要約です。原文の転載は行っていません。 正確な内容は必ず出典元をご確認ください。
主体環境省(行政)
情報の種類行政発表
本サイト掲載日2026年9月29日
地域 日本
公開日 2026年9月 のアーカイブ