整備地に残されてきた広葉樹の枝葉を紙糸に、神戸市が製品化で協定
一般社団法人アップサイクル(大阪市)と神戸市が、2026年9月1日に事業連携協定を締結した。神戸市内の森林整備で搬出される広葉樹の枝葉を、繊維製品にアップサイクルする取り組みである。枝葉はこれまで、整備地の土留めに使う以外は現場に残置されていた。これを紙糸に加工し、市民から回収した紙資源と組み合わせて「KOBE WOOD Tシャツ」をつくる。素材構成は綿70%、分類外繊維(和紙)30%。協定期間は2026年9月1日から2028年3月31日までとしている。搬出量や生産目標の数値は公表されていない。
この記事の要点
- 神戸市内の森林整備で出る広葉樹の枝葉は、土留めに使う以外は現場に残置されていた
- 枝葉を紙糸に加工し、市民から回収した紙資源と組み合わせて衣料品にする
- 第一弾は「KOBE WOOD Tシャツ」で、素材構成は綿70%、分類外繊維(和紙)30%
- 協定期間は2026年9月1日から2028年3月31日までの約1年7か月
- 年間の搬出量や生産目標といった数値は公表されていない
森林整備で木を伐り出すとき、価値がつくのは幹の部分である。枝と葉はその場に残る。斜面の土留めに使う分はあるものの、それ以外は運び出す理由がなく、現場に置かれたままになる。運搬にも費用がかかるため、量があっても資源として扱いにくい部類に入る。
一般社団法人アップサイクル(大阪市、代表 森原洋)と神戸市は、2026年9月1日にこの枝葉をめぐる事業連携協定を締結した。神戸市内の森林整備で搬出される広葉樹の枝葉を、繊維製品にアップサイクルする内容である。
経路としては、まず枝葉を紙糸に加工する。木の繊維から紙をつくり、それを細く裂いて撚り、糸にする方法である。これに市民から回収した紙資源を組み合わせて生地にする。第一弾の製品は「KOBE WOOD Tシャツ」で、素材構成は綿70%、分類外繊維(和紙)30%と表示される。
森林側の未利用資源と、市民が出す古紙という別系統の資源を、同じ製品の中で合流させている点がこの枠組みの構造にあたる。神戸市にとっては森林整備で出るものの出口ができ、市民にとっては回収した紙の行き先が目に見える形になる。
協定期間は2026年9月1日から2028年3月31日までである。ただしリリースの範囲では、年間にどれだけの枝葉が搬出されるのか、何着を生産する計画なのかといった数値は示されていない。取り組みの規模を測る材料は現時点では公表されていない。
| 主体 | 一般社団法人アップサイクル(NPO・団体) |
|---|---|
| 情報の種類 | プレスリリース |
| 本サイト掲載日 | 2026年9月2日 |
| 地域 | 日本 |
| 公開日 | 2026年9月 のアーカイブ |