剪定で捨てられるいちじくの葉をビールに、宮城の醸造所が商品化
株式会社ファロが運営する宮城県山元町の醸造所Falò Brewingが、いちじくの葉を使ったビール『Kaeru』を2026年9月14日から順次リリースする。いちじくは果実を育てる過程で葉を剪定するが、これまでその多くは用途がなく、廃棄されるか土に還るだけだった。葉はおひさま村農園から調達する。スタイルはInaka Beer(Fig Leaf Saison)、アルコール度数5.5%で、350ml缶と業務用樽(10〜15L)で展開する。葉はシナモンやココナッツを思わせる青く甘い香りを持ち、酵母のスパイシーでフルーティーな風味と合わせている。
この記事の要点
- いちじくは果実を育てる過程で葉を剪定するが、用途がなく廃棄されるか土に還っていた
- 葉はおひさま村農園から調達し、宮城県山元町のFalò Brewingで醸造する
- スタイルはInaka Beer(Fig Leaf Saison)、アルコール度数は5.5%
- 350ml缶と業務用樽(10〜15L)で、2026年9月14日から順次リリースする
- 葉の使用量や仕込み量は公表されておらず、価格はオープン価格としている
果樹では、実を育てるために葉や枝を落とす。いちじくも同じで、栽培の過程で葉が剪定されて出る。出荷されるのは果実だけなので、落とした葉には行き先がない。多くは廃棄されるか、畑にすき込まれて土に還るだけだった。量としてはまとまるが、市場が存在しない類の資源にあたる。
株式会社ファロが運営する醸造所Falò Brewing(宮城県亘理郡山元町)は、この葉をビールの原料にした。商品名は『Kaeru』で、2026年9月14日から順次リリースする。葉はおひさま村農園から調達している。
いちじくの葉には独特の香りがある。同社の説明では、シナモンやココナッツを思わせる青く甘い香りだという。ビールにおいてはホップやスパイスが香りを担うが、ここでは葉そのものが香りの素材として使われている。酵母由来のスパイシーでフルーティーな風味と組み合わせる構成をとった。
スタイルはInaka Beer(Fig Leaf Saison)と表記される。セゾンはベルギー由来の農家のビールで、もともと畑で手に入るものを使って仕込まれてきた系統にあたる。地元の畑から出た葉を使うという今回の作り方は、その出自に沿っている。アルコール度数は5.5%。350ml缶と業務用樽(10〜15L)で展開し、全国のビアバーやクラフトビール専門店、酒販店のほか、山元町内では夢いちごの郷などで扱う。
一方で規模を示す数値は公表されていない。1回の仕込みに葉をどれだけ使うのか、年間にどれだけの葉が剪定されて出るのかは示されていない。価格もオープン価格としている。同社は、地域の素材や文化、生産者とのつながりを取り入れたビールづくりを続けるとしている。
| 主体 | 株式会社ファロ(企業) |
|---|---|
| 情報の種類 | プレスリリース |
| 本サイト掲載日 | 2026年9月14日 |
| 地域 | 日本 |
| 公開日 | 2026年9月 のアーカイブ |