導入・稼働事例 PR TIMES(コスモエネルギーホールディングス)

廃食用油からSAFを作るとナフサも出る、コスモ石油ら4社がそれを化学品とポリエチレンの原料に回す

コスモ石油、丸善石油化学、宇部丸善ポリエチレン、合同会社SAFFAIRE SKY ENERGYの4社が、廃食用油由来のSAFを製造する工程で併産されるナフサの活用を2026年9月17日に始めた。SAFを作れば必ず出てくる副生ナフサを、コスモ石油が環境価値付きで化学品原料として供給し、丸善石油化学が基礎化学品に、宇部丸善ポリエチレンがポリエチレンに変えていく。ナフサの受け渡しはISCC PLUS認証に基づくマスバランス方式で行う。SAF装置は堺製油所内にあり、2024年12月に国内初の大規模設備として竣工、2025年度から生産に入っている。

この記事の要点

  • SAFFAIRE SKY ENERGY が廃食用油由来ナフサを製造し、コスモ石油が環境価値付きで供給する分業
  • 受け渡しはISCC PLUS認証のマスバランス方式。物理的な分離ではなく帳簿上の紐付けで環境価値を移す
  • 堺製油所のSAF装置は2024年12月竣工、2025年度から生産。国内初の大規模設備
  • 4社は化学・繊維・包装の各分野へ供給を広げ、新用途の開発も進めるとしている
  • SAFの製造能力と併産ナフサの量は今回の発表には含まれていない

廃食用油からSAFを作る工程では、目的物の航空燃料だけが出てくるわけではない。炭素数の少ない留分としてナフサが併産される。コスモ石油ら4社が始めたのは、この避けようのない副生物を捨てずに石油化学の原料に回す取り組みである。

分業はこうなっている。合同会社SAFFAIRE SKY ENERGYがコスモ石油堺製油所内のSAF製造設備で廃食用油からSAFを作り、その工程で出るナフサを製造する。コスモ石油がそれを環境価値付きの原料として供給し、丸善石油化学が基礎化学品に変え、宇部丸善ポリエチレンがポリエチレンとして製品にする。原料から最終製品までを1本の低炭素サプライチェーンとして組む構成である。

受け渡しはISCC PLUS認証に基づくマスバランス方式で行う。既存の石油化学プラントに廃食用油由来のナフサだけを物理的に流し分けるのは現実的でないため、投入量に応じて製品の一部を「廃食用油由来」と帳簿上で紐付ける方式を取る。石油化学のように大規模で連続運転する設備に非化石原料を入れるときの標準的な手法だが、環境価値が物理的な分子の追跡ではなく認証の裏付けで成立している点は読み手が押さえておくべきところである。

SAF装置は2024年12月に国内初の大規模設備として堺製油所内に竣工し、2025年度から生産に入っている。4社は化学・繊維・包装といった分野へ供給を広げ、このナフサの新しい用途の開発も進めるとしている。SAFの年間製造能力と併産されるナフサの量については、今回の発表では示されていない。

出典 PR TIMES(コスモエネルギーホールディングス)
SAF製造工程で併産されるナフサの活用の開始について
本記事は上記の公開情報をもとに AI が作成した要約です。原文の転載は行っていません。 正確な内容は必ず出典元をご確認ください。
主体コスモ石油株式会社(企業)
情報の種類プレスリリース
本サイト掲載日2026年9月30日
地域 日本
公開日 2026年9月 のアーカイブ