デポジットもアプリも無しのリユースカップ、英ブリストルで1年間試行
英ブリストルで、デポジットもアプリも使わないリユースカップの仕組みが1年間の試行として始まった。運営はEcosurety、UWEブリストル、SUEZ、Re-uz UK、Hubbubの5者。利用者は飲み物を受け取り、飲み終えたら紫色の回収ボックスに返すだけでよい。ボックスはUWEブリストルのフレンチェイ・キャンパス内に80か所ある。SUEZが回収し、Re-uz UKが洗浄・除菌してUWEに戻す。参加店舗はコスタコーヒー、サブウェイ、学生自治会バーの3か所。カップは従来のリユースカップに比べて材料を最大50%削減している。返却率に応じて月ごとに最大250ポンドの賞金が出る仕組みも設けた。
この記事の要点
- デポジットもアプリも不要で、紫色の回収ボックスに返すだけでよい
- 回収ボックスはUWEブリストルのキャンパス内に80か所ある
- SUEZが回収し、Re-uz UKが洗浄・除菌してUWEに戻す
- 参加店舗はコスタコーヒー、サブウェイ、学生自治会バーの3か所
- カップは従来のリユースカップに比べて材料を最大50%削減している
使い捨てカップをリユースカップに替える仕組みは各地で試されてきたが、たいていは利用者に何かを要求する。デポジットを預けさせるか、アプリを入れて登録させるか、その両方か。返却率を保つための担保だが、同時にそこが利用の障壁にもなる。店頭で列に並んでいるときに、アプリの起動を求められれば多くの人は諦める。
英ブリストルで始まった試行は、この担保を外した。利用者がすることは、飲み物を受け取って飲み、終わったら紫色の回収ボックスに返すだけである。運営に加わるEcosuretyのリチャード・マリオット氏は「デポジットもアプリも摩擦もない」と述べている。
成立させているのは場所の条件である。会場はUWEブリストルのフレンチェイ・キャンパスで、参加店舗はコスタコーヒー、サブウェイ、学生自治会バーの3か所。利用者は大半が学生と職員で、毎日同じ敷地に戻ってくる。キャンパス内に回収ボックスを80か所置けば、返す場所を探す必要がない。デポジットで縛らなくても、返却の動線が生活の中にある。
運営はEcosurety、UWEブリストル、SUEZ、Re-uz UK、Hubbubの5者で構成する。回収はSUEZが担い、Re-uz UKが専門的な洗浄・除菌を行ってUWEに戻す。廃棄物処理事業者と洗浄事業者が役割を分けることで、店舗側に洗浄の負担がかからない構成になっている。
カップ自体にも工夫がある。従来のリユースカップに比べて材料を最大50%削減しているという。リユースカップは繰り返し使う前提で厚く頑丈につくられることが多いが、材料を増やせばその分だけ、元を取るのに必要な使用回数も増える。
返却率を上げる仕掛けとしては、月ごとに最大250ポンドの賞金が用意されている。試行は1年間。なお、記事の範囲では想定する使用回数、資金の出どころ、削減目標の数値は示されていない。
| 主体 | Ecosurety ほか4者(NPO・団体) |
|---|---|
| 情報の種類 | 報道 |
| 本サイト掲載日 | 2026年9月24日 |
| 地域 | 海外(GB) |
| 公開日 | 2026年9月 のアーカイブ |